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東京でFIFA女子ワールドカップ2023を!~招致提案スタジアム・都市をご紹介
2020.06.04

FIFA女子ワールドカップ2023の開催国が、いよいよ6月25日(木)にFIFAカウンシルメンバーの投票によって決定します。
2019年3月から本格的に招致活動がスタートし、日本招致委員会は全国各地の自治体やスポーツ庁をはじめとする各省庁、サッカーファミリーの協力を得ながら積極的に活動を展開してきました。ここでは、日本がFIFAに提案した8つのスタジアムとホストシティ(開催都市)を順番にご紹介しています。

第7回は、東京都と国立競技場です。

FIFA女子ワールドカップ2023 ホストシティ(開催都市)紹介

都市:東京都
提案スタジアム:国立競技場

東京都と女子サッカー

日本女子代表が初めて編成された1981年に「読売サッカークラブ女子・ベレーザ」として発足し、澤穂希さんをはじめ、数えきれないほどの名選手を輩出してきた日テレ・東京ヴェルディベレーザを頂点として、東京都では約190の女子チームが活動しています。女子プレーヤーの数は全国一で、全体のおよそ13%となる約7,000名の選手たちがプレーしています。プレナスなでしこリーグ2部にはスフィーダ世田谷FC、大学では今年の全日本大学女子サッカー選手権大会のファイナリスト・早稲田大学、U-18世代にも日テレ・メニーナや全日本高等学校女子サッカー選手権大会の優勝経験を誇る十文字高校など、各カテゴリーで強豪チームがひしめき合っています。

国立競技場

1958年3月に完成した国立競技場は、改築のために一度幕を閉じた2014年までの56年間、日本を代表するスタジアムとして数々のスポーツの歴史に立ち会ってきました。完成した年に早速アジア大会を開催すると、1964年には東京オリンピックのメイン会場となり、その後もラグビーや陸上の会場として活躍します。サッカーでも日本代表戦のみならず数々の名勝負が繰り広げられ、1968年以降は天皇杯全日本サッカー選手権大会、1977年以降は全国高校サッカー選手権大会、1981年からはトヨタカップ(ヨーロッパ/サウスアメリカカップ)、そして1993年のJリーグ開幕戦も行われました。国内外のサッカーファンに聖地として寄り添ってきただけに、国立と聞いて思い浮かべる一戦は、100人いれば100通りの答えがあるかもしれません。

「日本女子サッカー伝説の一戦」といまでも語り継がれる試合が行われたのも、国立競技場でした。2004年、4年前のシドニー五輪出場を逃していた日本は、アテネ五輪のアジア最終予選を招致します。日本女子代表は初戦のベトナム戦、続くタイ戦に勝利し、出場権をかけた準決勝でアジア最強と言われていた朝鮮民主主義人民共和国女子代表戦を迎えます。女子サッカーの灯を消さないために。国立には当時の女子サッカーで過去最多となる3万人を超える観客が集まり、チームの3-0の勝利を後押ししました。この予選のあとにはチームの愛称が「なでしこジャパン」に決まり、2008北京五輪でベスト4、さらに2011年にはFIFA女子ワールドカップで世界一の座を手にするなど、まさに女子サッカーの分岐点ともなった一戦でした。

東京オリンピック・パラリンピックにあわせて生まれ変わった国立競技場は2019年11月に竣工。「杜のスタジアム」をコンセプトに、47都道府県から集められた木材が地下2階地上5階の各地に配置されています。約6万の観客席もコンセプトに合わせてアースカラーが採用され、外観、内観ともに温もりと心地よさを感じさせてくれます。客席からはフィールドが近くに感じられる設計となっていて、臨場感あふれる観戦体験を手に入れることができます。またすべての人に開かれたスタジアムであるよう、世界最高水準のユニバーサルデザインを意識し、時代に合わせた最新技術も電光ボードなど随所で取り入れています。

来年行われる東京オリンピックでは、メイン会場として陸上などの競技を実施し、大会終盤に女子サッカーの決勝が行われます。そして2023年、FIFA女子ワールドカップの開幕戦ではあらたにどんな歴史を刻むのでしょうか。